Head for Kuchingへようこそ！私たちは東マレーシア・サラワク州の州都クチンに暮らす家族です。今回は、クチン最大の朝市 Stutong Community Market (ストゥトン・コミュニティー・マーケット) を紹介します。朝市は、街のローカルの人々の営みが感じられる場所であり、新鮮な食材が手に入るスポットとして人気です。さっそく市場の様子を見ていきましょう！
クチン最大の公設市場
クチンには6つの公設市場がありますが、その中でも Stutong Community Market は最も大きく、551の店舗 が入る市場です。街の中にある 黄色い建物 が目印で、多くの地元住民が訪れます。
📍 所在地：Lot 14947, Blk 11 KTLD Jalan Setia Raja
市場の正面口を中心に、左右に分かれ、手前に青果売り場、奥右手が魚介類の店舗、左手が精肉の売り場になっています。
南国ならではのフルーツがずらり！市場の青果売り場
市場の入口を入ると地元で採れた新鮮な野菜や果物が売られている青果エリアが広がります。
果物売り場ではパイナップル、パパイヤ、ココナッツ、スイカ、ランブータン、スターフルーツなどなど、ボルネオ島ならではの南国フルーツがひしめき合って売られています。
もちろん、ドリアンも！丸ごとの購入もできますが、お店の方がその場で中身を取り出してパック詰めにして売っていました。
ドリアンは独特の匂いのためか、街のスーパーでは中の実を出して売られていることがないので、ちょっと味見したいチャレンジャーは、ここでパック入りを買ってみるのがいいのかもしれません。(RM5/170円)※RM1=34円
ちなみに支払いはQR決済ができるお店もありますが、基本的には 現金払いのみ のお店が多いので、現金を持参しておくことをおすすめします。
エビを買うならここ！サイズも価格も大満足の魚介売り場
サラワク州はマレーシアで有数の漁獲量を誇るエリアだけに、クチンは豊富な魚介類が手に入る場所としても知られています。
こちらは滅多にお目にかかれない巨大ロブスター↓↓↓
サラワクでは漁獲量の4割がエビ(参考：ResearchGate)というだけあって市場でも5〜6種類のエビやロブスターがだいたい1kgRM30~70(約1,000円~2,300円）の幅で売られています。
エビは キロ単位 で販売されています。エビを自分でザルに入れ、あとはお店の方が足したり減らしたりして1kgに調整してくれます。
筆者は1kgRM40（約1,360円）でエビフライにちょうどいいサイズのエビ購入！家に戻って数えてみると大ぶりなエビが31尾もありました。これはかなりお買い得！！
まとめ買いにも最適！市場のお肉売り場
マレーシアでは1人あたり50kgも鶏肉を消費しているだけあって、鶏肉は最も多く売られているお肉であり、ここの市場でも安価で新鮮な鶏肉が入手できます。基本的に一匹丸ごと並んでいるお店が多く、個人的にはハードルが高く感じてしまいますが、使い方によって切ってもらうことも出来るようです。
少し奥まったブースでは ノンハラルフード である豚肉も販売されています。クチンはイスラム教徒の割合が他エリアと比べて少なく、全体の４割ほど。従って豚肉を食べる人口も一定数いることからか市場でも豚肉売り場がありました。
豚のヒレ肉を1.2kgまとめ買いし、お値段はRM50(約1,700円)でした。
市場の楽しみは他にも！こんなものも売っています。
青果エリア、精肉エリア、魚介エリアの他にも観葉植物屋さん、卵屋さん、民芸品屋さん…さらに麺屋さん、練り物屋さん、揚げ物屋さん、お米屋さん、お漬物屋さんなどなど入っていて見て回るだけでも楽しい場所です。
買い物の後はここ！2階のフードコートでひと休み
市場の2階には 広々としたフードコート があり、買い物を終えた人、朝ごはんを食べに来る家族、一人でコーヒーを飲みに来るおじさんなど、地元の人々が集まる 憩いの場 になっています。
まだシャッターが閉まっているお店もある中、肉まんや点心、麺類のお店が朝早くからオープンしていました。
中でも筆者がここに来ると必ず食べるのが、お粥です。マレーシアでは朝食の定番の一つで、こちらのお店のお粥も朝9時過ぎには売り切れることがあるほどの人気ぶり。
通常、マレーシアのお粥は米粒がないくらいペースト状の広東粥系と米粒が感じられる水分量の多い潮州粥系に分けられるのですが、ここのお粥はトロトロなのに、米粒も感じられるて両方の良いとこ取りなところが良いんです。
メニューは鶏肉と豚肉から選ぶことができ、どちらも RM4.5 というリーズナブルな価格です。胡麻油の香りが広がり、豚肉入りのお粥は 肉団子がゴロゴロ 入っていて食べ応え抜群。
まとめ
クチンで暮らしているなら、食材の調達や朝ごはんを楽しむのにぜひ訪れたいStutong Community Market。旅行者にとっても、賑やかなローカルの活気を体感できるおすすめスポットです。まさにクチンの”ローカルの台所”ともいえるこの市場に、ぜひ足を運んでみてください！
