【クチンフードフェスティバル】を徹底紹介!そこは東マレーシアご当地グルメの宝庫だった!

2023年の7月下旬に東マレーシアのサワラク州の都市・クチンを訪れました。現地の方から、1年に1度のビッグイベントであるフードフェスティバルが開催されることを教えていただき、初日に行ってきましたので、その様子をお伝えします。まずは、クチンについて、ご存知ない方のためにも少し街の情報も紹介します。

サラワク州クチンってどんな街?

東マレーシアのサラワク州は、西マレーシア以上に多民族・多文化社会。人口は約274万人で、マレー人、華人、インド人だけでなく、イバン族やビタユ族など含む26もの異なる民族が暮らしています。サラワク州の州都であるクチンは、人口は約71万人とボルネオ島で最大の都市であり、マレーシア全体でも4番目に大きな都市です。

クチン(Kuching)は、マレー語で「猫」を意味し、街の至る所に猫の像が見られ、街のシンボルとなっています。またマレーシアで最も”クリーンな街”やWHOから世界で最も”健康な街”と言われたこともあるそうです。

さらに・・・

クチンは、ユネスコが認定する『美食創造都市』

美味しいものがたくさんある街・クチンは、2021年にユネスコの美食創造都市(Creative city of Gastronomy)に認定されました。

冒頭でも述べた通り、クチンは多民族文化が出会う場所であることから、それぞれの伝統的な料理だけでなく、多様性が融合した新しい食文化へと変遷してきたこと、またそれが地域に根付き、郷土料理の幅を広げていることが特徴です。

Kuching Food Festival 2023

地元の観光と食の産業を盛り上げるために毎年開催されている『クチン・フードフェスティバル』!毎年7月下旬から8月下旬まで、なんと1ヶ月近く続くクチンの街を挙げてのビッグイベントです。ご当地料理だけでなく、ユニークな料理やスイーツ、世界各国の料理がところ狭しと軒を連ね、その食を体験したい大勢の人たちが押し寄せます。

日時・場所

日時:2023年7月28日ー8月20日 6pm〜11pm

場所:MBKS Kuching (クチン南市庁舎) 横の広場

入口のゲートが開くのは午後4時ころ。私たちが到着したのが18時ころで、すでにたくさんに人でいっぱいでした。ところどころ設置しているテーブルも座る場所がないほど。夜11時まで開催しているので、遅くなるにつれて混雑してくる印象でした。

285の屋台

クチン南市庁舎の広いスペースを使って285の屋台がズラーっと並んでいましたが、この熱気は写真では伝わりづらいので、映像にまとめました。よかったらご覧ください。⏬

これは、「オタオタ(Otak-Otak)」というマレーシアの伝統的な練り物。魚のすり身をバナナの皮で包んで蒸したものです。食感はつみれのようで、少しピリ辛で美味しかったです。値段は忘れてしまいましたが、とても安かったと思います。

VTRにも出てきますが、この黒い食べ物、実はフライドチキンなんです。韓国の人気ガールズグループBLACKPINK人気ににちなんで、黒とピンクの食べ物が流行っていて、マレーシアでも人気なんだそう。このフライドチキンもその流れで出来たもの。黒色の秘密は、炭パウダー、そして鮮やかなピンク色のソースは、ドラゴンフルーツを使っているんだそうです。

奥には射的(矢で風船を割るゲーム)やクレーンゲームなどちょっとした子どもの遊び場もありました。

まとめ

なぜ1ヶ月近くも開催されているのか?それは短期間だと食べきれないからだと痛感しました。地元の人でも3回〜5回以上は行くのだとか。伝統的な味はもちろん、その時に流行っている料理まで東マレーシアの食文化を反映しているクチンフードフェスティバルに、ぜひ来年も行ってみたいと思いました。

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