
Head for Kuchingのサイトへようこそ!私たち家族は、2024年8月に東マレーシア・サラワク州の州都クチンへ移住しました。移住から6か月、普段の生活費の実態が見えてきましたので、今回は、クチンで1か月にかかる生活費をご紹介します。
クチンの物価は、クアラルンプールやペナンがある西マレーシアとは異なるため、移住を検討している方の参考になれば嬉しいです。
家賃を含まない1ヶ月の生活費(3人家族):食費(自炊+外食)、日用・雑貨代、光熱費、ガソリン代、ホームインターネットと携帯代を合わせた通信費の合計が約85,000円(2025年1月分)でした。
詳しい内訳を見ていきましょう。
1ヶ月の支出(84,940円)内訳 | 値段(1リンギット=33円で換算) |
食材 | 37,950円 |
外食 | 20,130円 |
日用品・雑貨 | 11,250円 |
電気・水道 | 6,370円 |
ガソリン | 4,455円 |
通信(インターネット・携帯) | 3,730円 |
円グラフにするとこんな感じ。

食材:37,950円
東マレーシアでの移住生活で、夕食は基本的に自炊しており食材費が家計の半分近くを占める支出です。
自炊のメインとなる食材は、鶏肉>豚肉>牛肉の値段に比例した頻度でお肉は使い分けています。また、東マレーシアでは新鮮なエビが手頃な価格で手に入るため、食卓にのぼる機会も多いです。
100gの値段を比較
鶏肉(モモ) | 豚肉(ロース) | 牛肉(ステーキ用) | エビ(中サイズ) |
71円 | 196円 | 386円 | 172円 |
野菜については、日本で見かける主な野菜は大手のローカルスーパー(EVERRISE や emart )で基本的に手に入ります。
野菜の形が均一に整っている日本では、個数や本数で値付けされていますが、マレーシアではグラム売りがほとんどなので、必要な量を袋に入れて測ってから値段シールを貼ってもらいます。
ちなみに、カレーライスを作った際、カレールー1箱(8皿分)の材料費は合計848円でした。1食あたり106円となります。(RM1.00=33円で計算)

- 鶏ムネ肉(300g) 182円
- ジャガイモ2個 119円
- ニンジン1本 23円
- タマネギ2個 56円
- カレールー 195円
- お米 273円 (5合で換算) 1食分約106円 ※上記カレールー1箱(8皿)用の材料で1食分換算
日本でカレーライスを作った場合の費用は、帝国データバンクが毎月算出している「カレーライス物価指数」によると、2025年1月時点で1食392円*でした。(*水道光熱費の4円を差し引いて算出)
またローカルスーパーでは会員になるとお得です。初期費用RM10(330円)ほど払う必要がありますが、毎日の買い物を通じてそれ以上の割引の恩恵があります。

外食:20,130円
我が家は平日は子どもが学校のため、基本的にランチは夫婦で外食をしています。美味しいお店の開拓もあり、毎日の楽しみのようになっています。また週末は子どもを連れて外食やテイクアウトすることが多く、月の外食費は合計で約2万円ほどになります。

屋台が集まるホーカーで食事をした場合、1食RM5〜10(165〜330円)。レストランの場合は、大体1食RM10〜25(330円〜825円)になり、これにサービス料やSSTと言われる税金6%かかるためホーカーよりは割高になります。
そんなクチンは、2021年にユネスコの「美食創造都市(Creative City of Gastronomy)」に選ばれたグルメの街!マレー料理、中華料理、台湾料理、タイ料理、ベトナム料理、インド料理、韓国料理…と、さまざまな美味しい料理がそろっています。しかも、RM10以下でも驚くほど美味しいものに出会えるのが魅力。食べ歩きが楽しくて、つい外食が増えてしまいます!

McDonald’sやKFCなどのグローバルチェーンももちろんあります。例えば、親子3人でバーガー・ポテト・ドリンクのセットをそれぞれ注文すると、合計でRM50(約1,650円)ほど。

日用品・雑貨:11,250円
食費の次に支出が多いのが日々消費する日用品。洗濯洗剤や食器洗い洗剤、ボディソープやシャンプーなどなど。

中には日本メーカーが現地工場で製造している商品もあり、現地ブランドと変わらない価格で購入できます。我が家では、香りが控えめな日本メーカーの洗濯洗剤を愛用しています。

また、生活雑貨店の中で筆者がおすすめなのが「MR.DIY」です。

マレーシア全土に1,300店舗以上を展開し、クチンでもショッピングモールや路面店など至る所で見かけます。取り扱いアイテムは約1万7,000種類で価格もリーズナブル。何か必要なものがあるときは、まず向かいたくなるお店です。

オリジナル商品も多く、細かなニーズに応えてくれる便利な存在です。
電気・水道:6,370円
電気の利用には、サラワク州の州営電力会社 Sarawak Energy に登録する必要があります。
専用アプリで日ごと・時間ごとの電気使用状況を確認でき(下の画像参照)、視覚的に分かりやすいため、節約意識も自然と高まります。

支払いもアプリから電子決済できるシステムです。
水道代は住む場所やコンドミニアムによって異なりますが、筆者が住んでいるコンドミニアムでは、各世帯の水道代が月額一律 RM10(約330円)と決まっています。
マレーシアでは、水道水にフィルターを設置し、飲み水として利用するのが一般的ですが、我が家ではウォーターサーバーを導入し、毎月2回飲料水を購入しています。水タンク1本(約23リッター)がRM8(約260円)なので、月に合計1,000円ほどになります。

ガソリン:4,455円

ガソリン代は、日本と比べるととにかく安いと実感します。マレーシアはガソリン価格が安い国TOP10に入っており世界的に見ても安いです(参照:GlobalPetrolPrices)。その安さの理由は産油国であることに加え、政府の補助金でガソリン価格が抑えられているからだそうです。
ガソリン価格の仕組み
- RON95(レギュラー相当):RM2.05/L(約68円)・・・政府が補助金を提供しており、現在はRM 2.05/Lに固定されている。
- RON97(ハイオク相当):RM3.28/L(約108円)・・・補助金なしで市場価格に基づき毎週変動。
- ディーゼル:RM3.03/L(約100円・西マレーシア)/ RM 2.15(約71円・東マレーシア)・・・補助金が適用されているが、地域によって価格が異なる。
(参照:RinggitPlus.com )
我が家の場合
●走行距離:月平均740km
●給油回数:月2回
●満タン価格:RM70(約2,310円)前後
●ガソリン月額合計:RM140(4,620円)前後
通信費(ホームインターネット&携帯代):3,730円

マレーシアに移住して、まず必要になったのが携帯のSIMです。主要な携帯キャリアは3〜4社あり、私たちは「2000GB・かけ放題でRM15(約500円)」というキャンペーンの広告を見て、特に他社と比較せずに決めました。
2000GBのデータ量は1カ月では使い切きれず、実質無制限という感じです。また、マレーシアへの移住を機に小学生の息子にもスマホを与えましたが、家族3人でRM15×3=RM45(約1,500円)と大変安く抑えられています。
ホームインターネットも、携帯と同じキャリアの5Gルーターを利用しており、SIMを挿入して使用するタイプで月額RM68(約2,250円)です。
住む場所やコンドミニアムによって、利用可能なサービス内容が異なるため、契約前に光ファイバーや無線ルーターなどの選択肢をプロバイダーに確認する必要があります。
まとめ
クチンに住んでみて感じたのは、東マレーシアの物価は、西マレーシア(クアラルンプールやペナン)と比べると安い傾向にあるということです。特に食材はスーパーでの買い物の際に安さを実感します。一方で、外食費は選ぶお店によって大きく違うため、利用するお店やその頻度で大きな差が出るかもしれません。
今回ご紹介した我が家の1カ月の出費が、移住を検討されている方の参考になれば幸いです。
また、マレーシア全体の物価については、別の記事でも詳しくまとめていますので、ぜひそちらもご覧ください。