
Head for Kuchingのサイトにようこそ!私たちは東マレーシア・クチンの街に移住してきた3人家族です。今回は、ボルネオの大自然をまるごと体感できるアクティビティ、Kuching Wetlands River Cruise(クチン・ウェットランズ・リバークルーズ)をご紹介します。
クチンにこんな体験があったとは!
友人家族がクチンに遊びに来たとき、「せっかくボルネオまで来てくれたのだから、ここでしかできない体験を」と探して見つけたのがこのリバークルーズ。
クチン市内から車で約40分、Telaga Air(トゥラガ・アイル)の船着場を出発し、Kuching Wetlands National Park(クチン・ウェットランズ国立公園)の水路をめぐる約2時間半のリバークルーズツアーです。

Kuching Wetlands National Parkは世界的に重要な湿地を守る国際条約・ラムサール条約にも登録された湿地帯で、ボルネオ島特有の生態系が守られている貴重なエリア。テングザルやイリエワニといったボルネオを代表する動物たちの生息地でもあります。
料金・予約について

| 午前便 | 午後便 | |
|---|---|---|
| 出発 | 8:30 | 17:00 |
| 終了 | 11:00 | 19:30 |
| 料金(1〜5名) | RM450 / ボート(マレーシア人) RM480 / ボート(外国人) | 午前便価格+RM50 |
| 6〜8名の場合 | RM30 / 人追加(最大8名) | 同左 |
| 遭遇するかもしれない生き物 | テングザル・イリエワニ・イルカ | テングザル・イリエワニ・イルカ・ホタル |
午後便ではホタル観察が加わります(詳しくは後述!)。
いよいよ出発!——受付からボートへ
まずはTelaga Airの受付で予約した名前と人数を伝えるとライフジャケットを持ってきてくれます。それを装着して乗り場へ。

いざ乗り込み、エンジンがかかると——
思ったよりスピードが出る!

川面を切るように走るボートの風が気持ちよく、子供たちは大喜び。あっという間に両岸にマングローブが生い茂る世界へと入っていきます。

テングザルを探せ!
「この辺りにいるよ」と船長が指をさした先は、うっそうとした木々の枝。
しばらく目を凝らしていると——枝がざわざわと揺れ始めました。止まったボートの上で大人も子どもも立ち上がり、大興奮!

何かいる。でも、なかなかはっきりとは見えない。
そして、望遠レンズを向けた瞬間——
映った!テングザルの顔!

ボルネオ島にしか生息しない固有種、テングザル。その名の通り、愛嬌のある大きな鼻が特徴です。木の上で佇む姿が、なんとも愛らしい。
マングローブの川を行く
テングザルのスポットを後にして、さらに川を進みます。

両岸にぎっしりと生い茂るマングローブの水路を、ボートがスイスイと進んでいきます。この風景だけで、ここがボルネオ島であることを改めて実感します。
「ワニがいる!」——船長の声に全員が身を乗り出しました。水面に視線を向けると、大きな泡だけが残っていました。すでに沈んでしまった後……。惜しい!
海へ出た!
マングローブの川を抜けると、視界が一気に開けました。
海だ——。
グングンとボートが進み、水平線が広がります。残念ながらこの日はイルカとの遭遇はかないませんでしたが(出会えるかどうかは運次第!)、かわりに夕日が水平線に沈んでいく光景が待っていました。

遮るものが何もない海に、オレンジ色に燃える太陽がゆっくりと沈んでいく。クチンに住んでいてもなかなか見られない光景に、しばし言葉を失いました。
水上に浮かぶ集落——Pulau Salak
夕日を見届けた後、ボートは再び川へと入っていきます。途中、小船に乗った人々の後をついていくと——水辺に沿って、家々が立ち並ぶ集落が見えてきました。


Pulau Salak(プラウ・サラク)と呼ばれる小さい島、調べてみると学校もモスクもある、れっきとしたコミュニティ。しかし、島から他の町へと繋がる橋はないため、船が唯一の移動手段。

水の上に暮らす人々の日常が、すぐそこにありました。
ホタルの川
日が沈み、あたりが暗くなってくると——いよいよ夕方コースのお楽しみ、ホタルの時間です。

再びマングローブの細い水路へ。エンジンの音も静まり、ゆっくりと進んでいくと……
川の両岸が、ふわりと光りはじめました。

写真では伝わりにくいですが、まるでクリスマスツリーのイルミネーションのように、マングローブの木々が左右で瞬いています。音もなく、ただ光だけがそこにある…。そんな時間です。
満天の星空

そして暗くなった川の上で空を見上げると、満天の星。
日本では冬の星座の代表格であるオリオン座が、5月のマレーシアではっきりと見えました。
昼はテングザル、夕方は夕日、夜はホタルと星空——2時間半でこれだけの自然を体感できるツアーに大満足でした。
まとめ
ボルネオの大自然を手軽に、でもしっかり体感したい方に、自信を持っておすすめできるツアーです。子供も大人も、動物好きも写真好きも楽しめます。
ただし、野生動物との出会いは運次第。今回はワニは泡だけ、イルカには会えませんでしたが、それでもテングザル、ホタル、夕日、星空と、十分すぎるほどの出会いがありました。
午後便はホタルが加わるぶん、+RM50の価値は十分にあります。ボルネオならではの夜を体験したい方には、断然夕方コースがおすすめです。
予約・問い合わせ:De ABF Circle(WhatsApp: +60 19-824-8506) ※予約時にデポジットRM50が必要です。48時間前までのキャンセルであればデポジットは返金されます。悪天候など危険な場合はツアー中止となり、返金またはリスケが可能です。
🚽 注意!トイレは乗船前に済ませておこう ペットボトルのお水は支給してもらえますが、クルーズ中はトイレに行けません。また午後便の場合、戻ってきたころにはお店もトイレもほぼ閉まっています。乗船前にしっかり済ませておくことをお忘れなく!

